JAIST Repository >
c. マテリアルサイエンス研究科・マテリアルサイエンス系 >
c50. 科学研究費助成事業研究成果報告書 >
2016年度 >

このアイテムの引用には次の識別子を使用してください: http://hdl.handle.net/10119/14329

タイトル: 細胞模倣膜2次元・3次元ダイナミクスの解析、設計と制御
その他のタイトル: Analysis,design and control of 2D and 3D dynamics of cell mimetic membrane
著者: 高木, 昌宏
著者(別表記): Takagi, Masahiro
キーワード: リポソーム
ダイナミクス
ラフト
アミロイド
DNA
生理活性物質
生物模倣
発行日: 31-May-2017
抄録: 細胞の信号伝達に関して、膜受容体やチャネルのみならず、膜のダイナミックな構造変化が重要であると指摘されている。我々は、膜ダイナミクスを、2次元ダイナミクス(相分離状態の変化)と3次元ダイナミクス(小胞形成を含む形態変化)に分類して研究を行っている。ここでは、DNAと膜の相互作用、そしてアミロイドと膜の相互作用について述べる。DNAはほどけたcoil状態と凝縮したglobule状態では、相分離構造との相互作用部位が異なる事を明らかにした。アミロイドβについては、酸化コレステロールの1種である、7-ケトコレステロールが、膜結合性に関わっている事をモデル膜で明らかにし、生細胞でもその結果を確認した。:With respect to cell signaling, it is pointed out that not only membrane receptors and channels but also dynamic structural changes of membranes are important. We are conducting research by classifying membrane dynamics into two-dimensional dynamics (phase separation) and three dimensional dynamics (morphological change including vesicle formation). Here we describe the interaction between DNA and membrane and the interaction between amyloid and membrane. About DNA, there is clear difference between coil state and globule state in the sites of interaction with the phase separated structure of the membrane. Regarding amyloid β, the model membrane revealed that 7-ketocholesterol, a type of oxidized cholesterol, is involved in membrane binding, and the results were also confirmed in living cells.
記述: 基盤研究(B)(一般)
研究期間:2014~2016
課題番号:26289311
研究者番号:00183434
研究分野:生物機能工学
言語: jpn
URI: http://hdl.handle.net/10119/14329
出現コレクション:2016年度 (FY 2016)

このアイテムのファイル:

ファイル 記述 サイズ形式
26289311seika.pdf417KbAdobe PDF見る/開く

当システムに保管されているアイテムはすべて著作権により保護されています。

 


お問い合わせ先 : 北陸先端科学技術大学院大学 研究推進課図書館情報係