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タイトル: オントロジー工学的行為モデルを用いたマニュアルの目的指向構造化に関する研究
その他のタイトル: Goal-oriented structuring of manuals using the ontological model of behaviors
著者: 溝口, 理一郎
著者(別表記): Mizoguchi, Riichiro
キーワード: マニュアルの構造化
行為分解木
ゴール階層
インデキシング
看護マニュアル
発行日: 22-May-2019
抄録: いわゆるマニュアル人間の増加は我が国の技術力の低下の一因とも見なされ解決すべき喫緊の課題の一つである.本研究では,医療ガイドラインや操作マニュアルなどの手順書一般を対象にして,手順書の二種類の構造化法を開発した.具体的には,オントロジー工学的行為モデルに基づき,手順に潜んでいる目的を明示化する目的指向の静的構造化技法と,それに基づいて転置ファイルの考えを適用して,実効的には,動的に組織化されたかのごとくに振る舞う利用指向の構造化法を開発し,実規模の次世代型手順書OntoManualを看護マニュアルを例にして実現した.また,病院および大学の看護学科の授業での試用を通してその有用性を検証した. 研究成果の学術的意義や社会的意義: 最近,マニュアルに書いてあることしかできない,いわゆるマニュアル人間が増加して社会的な問題になっています.それと同時に,マニュアル自体が役に立たないという問題も話題になっています.その二つの問題はマニュアルの新しい構造化を行うことで解決できることに気づきました.そこで本研究では,看護マニュアルを対象にして,手順書の二種類の構造化法を開発しました.一つは,手順に潜んでいる目的を明示化する目的指向の静的構造化技法です.他の一つは仕事をしている人の状況に合わせてあたかも動的に組織化されたように振る舞う利用指向の構造化法です.方法の有用性は病院および大学の看護学科の授業での試用を通して検証しました. : The increase of so-called “manual person” is considered as one of the factors causing the decline in Japan's technological capabilities and is one of the urgent issues to be solved. In this study, we developed two types of structuring methods of general manuals such as medical guidelines and operation manuals. One is a goal-oriented static structuring technique based on the ontology engineering action model to explicate hidden sub-goals, and the other is a use-oriented structuring method that behaves as if it were organized dynamically by employing the notion of inverted file. We developed a full-scale next-generation manual named OntoManual in the domain of nursing. We also verified its usefulness through trial in nursing classes at a hospitals and a university.
記述: 基盤研究(A)(一般)
研究期間:2014~2018
課題番号:26240033
研究者番号:20116106
研究分野: 知能情報処理,オントロジー工学
言語: jpn
URI: http://hdl.handle.net/10119/16043
出現コレクション:2018年度 (FY 2018)

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