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Please use this identifier to cite or link to this item: http://hdl.handle.net/10119/16096

Title: 法令工学の実践 国民年金法の述語論理による記述と検証
Authors: 片山, 卓也
Issue Date: Nov-2019
Publisher: JAIST Press
Abstract: 本書は,行政手続きなどに関する法令を意図した通りに正しく作る上で,法令の形式的記述と自動検証技術が有効であることを,国民年金法の基本的条文の述語論理による記述と定理自動証明器Z3Py による検証結果に基づき述べたものである.このような技術の利用可能性を結論としている.国民年金法のような行政手続きに関する法令は,その内容は明確であり,文章表現上の見かけの複雑さの割には論理的深度は深くなく,論理式によってその内容を記述することにより,可読性が高く,機械的なチェックや分析が可能な法令記述が得られる可能性が高い.社会の高度化により多数の法令が作られ,法令実働化情報システムに我々の生活が依存している一方,その構築や維持のために非常に多額のコストがかけられている.このようななかで,新しい法令作成技術を利用できることの意義は大きい.本書は2 部から構成されている.第I 部はこのような新しい法令作成方法論の原理的側面を示すために書かれた,日本ソフトウェア科学会誌「コンピュータソフトウェア」36 巻3 号に掲載された論文をそのままの形で転載したものである.法令を意図した通りに正しく作る上で,法令の形式的記述と自動検証技術が有効であることを確認する目的で,国民年金法の4つの条文を例に取り,述語論理による記述とSMT ソルバーZ3Py による検証を試行した結果を述べたものである.条文を論理式に記述する際の原則,通則の扱い,検証における年金原簿の扱い,高階関数を利用したパターン化や述語名として日本語の使用など,論理式記述に必要な基本的方策が論じられている.そして,国民年金法のような行政手続きに関する法令ではその論理的深度は深くなく,このような方法が誤りの無い法令を作る上で有効な方法になり得ることを結論として述べた.第II 部は,第I 部で述べた事柄を事例の面から補強するために,そこで紹介した方法を国民年金法のより多くの条文へ適用した結果を詳細かつ具体的に述べたものであり,このような手法を広く実践する際の助けとなることを目的としたものである.各条文ごとに,条文の文章,論理式表現,検証スクリプトと検証結果,それらの内容に関するメモを付加した.論理式記述は,パターン表現を用いてなるべく簡潔になるように心懸けたが,このようなパターンの定義などを定義集として纏めた.検証においてはテストデータとしての年金原簿が必要であるが,各条文の検証に必要な複数の年金原簿も纏めて収録した.最後に,日付けを抽象データとして扱った場合の検証事例を含めた.
Description: 2019年10月 第1版発行 / 2019年11月 第2版発行 / ISBN: 978-4-903092-53-9
2019年11月5日 第2版公開
[第1版からの変更] 第十四条年金原簿:変更,第九十四条保険料の追納:追加
Language: jpn
URI: http://hdl.handle.net/10119/16096
ISBN: 978-4-903092-53-9
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