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Research Report - School of Information Science : ISSN 0918-7553 >
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http://hdl.handle.net/10119/8430
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タイトル: | ネットワークを介した共同作業の支援環境構築にむけて |
著者: | 落水, 浩一郎 |
発行日: | 1997-04-11 |
出版者: | 北陸先端科学技術大学院大学情報科学研究科 |
誌名: | Research report (School of Information Science, Japan Advanced Institute of Science and Technology) |
巻: | IS-RR-97-0017S |
開始ページ: | 1 |
終了ページ: | 36 |
抄録: | 本論文では、ソフトウェア・プロセス実行の支援とコミュニケーションの支援を統合した機構を提供することで、ネットワークを介した共同作業を円滑に支援する計算機支援環境の参照モデルを提案する。環境開発の目標は、開発方法論の明解性、個人の作業環境の独立性、コミュニケーションの円滑性、作業場所の任意性(計算環境の携帯性)、作業遂行に必要な知識・ツールの獲得容易性(遍在情報へのアクセス容易性)の五つの特性で特徴づけられる「快適性の向上」である。環境の構成は以下の通りである。共同作業を通じて生成・変更されていく中間成果物や決定事項とそれ等の状態を、現実世界の状況を正確に反映しつつ管理する情報リポジトリを中心に置く。次に、そのまわりに共同作業者間の協調や調整を可能にする目的で、中間生成物や決定事項の矛盾に満ちた状態を把握し、それを減少させるための機能を配置する。そのような機能の支援の下に、チーム構成員の分散度や作業の規模等のパラメータに応じてCASEツールやグループウェアを配置する機構を置き、さらに、上記環境の種々の内部状態を視覚的に把握することを支援するユーザインタフェースを置く。本報告で提案する「自在」CSCSDモデルは、上記環境の構成に対するフレームワークであり、また、そのような環境を容易に構築するためのオブジェクト群を整備していくための手掛りでもある。以下、1章では、「自在」プロジェクトの目的と目標を明らかにする。2章では、モデルを定義し、環境を構築するための原則と考え方を明確にするために、ソフトウェア設計方法論、CSCW、ソフトウェア・プロセス・モデルに関する現状の問題点と今後の課題を検討する。3章では、「自在」CSCSDモデルの構成と詳細を説明する。4章では、r自在」CSCSDモデルに従って開発中の自在プロトタイプの進捗状況を紹介する。5章で今後の課題をまとめる。 |
URI: | http://hdl.handle.net/10119/8430 |
資料タイプ: | publisher |
出現コレクション: | IS-RR-1997
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記述 |
サイズ | 形式 |
IS-RR-97-0017S.pdf | | 10146Kb | Adobe PDF | 見る/開く |
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