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http://hdl.handle.net/10119/9601
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タイトル: | 発話機構モデルに基づく音声と調音状態との一対多の関係に関する考察 |
著者: | 錦戸, 信和 党, 建武 |
キーワード: | 一対多の関係 生理学的発話機構モデル 母音生成 不自然調音状態 逆推定 One-to-many relationship Physiological articulatory model Vowel production Unnatural articulation Inverse estimation |
発行日: | 2011 |
出版者: | 日本音響学会 |
誌名: | 日本音響学会誌 |
巻: | 67 |
号: | 1 |
開始ページ: | 3 |
終了ページ: | 14 |
抄録: | 音声から調音状態への逆問題における一対多の関係は古くから知られている。しかし,同一の範疇に含まれる音声に対する人間が調音可能なすべての状態を得ることは難しいため,その実体についてまだ十分に調査されていない。本論文は,音声と一対多の関係にある調音状態の全体像を明らかにすることを目的として,発話機構モデルを用いて日本語5母音を生成可能な調音状態を作成した。更に,作成した日本語5母音の調音状態を,自然調音状態(連続音声に合まれる定常部の音響特性に基づく規準を満たし,かつ自然な発話を行う際に観測され得る状態)と,不自然調音状態(音響特性の規準を溝たすが,自然な発話を行う際に観測され得ない状態)に分類し,分類した調者状態を非線形空間に射影した。射影した調音状態を次元圧縮することにより,音声と一対多の関係にある調音状態の分布構造を可視化した。また,分布構造に基づき,異なる調音状態間の位置関係を定量化し,母音ごとの不自然調音状態の傾向を明らかにした。分布構造から得られた知見は,音声から調音状態を逆推定する際の新たな制約条件への利用が期待できる。 |
Rights: | Copyright (C)2011 日本音響学会, 錦戸信和, 党建武, 日本音響学会誌, 67(1), 2010, 3-14. |
URI: | http://hdl.handle.net/10119/9601 |
資料タイプ: | publisher |
出現コレクション: | b10-1. 雑誌掲載論文 (Journal Articles)
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