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http://hdl.handle.net/10119/16017
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タイトル: | 意図共有と意味創造を伴うコミュニケーション創発の進化的構成論による研究 |
その他のタイトル: | Study on Emergence of Communication with Intention Sharing and Meaning Creation by Evolutionary Constructive Approach |
著者: | 橋本, 敬 |
著者(別表記): | Hashimoto, Takashi |
キーワード: | 記号コミュニケーション 実験記号論 意図共有 ミラーニューロンシステム 二者同時脳波計測 調整ゲーム 言語進化 脳波位相同期 |
発行日: | 17-Jun-2019 |
抄録: | 記号を用いて意味と意図を共有するという人間のコミュニケーションの成立メカニズムについて,二者が記号コミュニケーションシステムを新たに形成する言語進化実験を,脳波計測と計算モデルを用いた解析により探求した.意味共有では,相手と役割を反転する模倣が有効であり,脳の前頭と後頭の間で情報統合を行う機能的結合が生じること示唆した.そして,非コミュニケーション時でもミラーニューロンが活動しやすい人は,実際のコミュニケーション時に意図共有できる傾向があることを示した.研究成果の学術的意義や社会的意義: 言語や記号コミュニケーションの神経基盤の研究は意味の理解・伝達が多いが,人間のコミュニケーションの特徴は意図を含む言外の意味を共有できる点にある.本研究は後者に着目して,身体運動を伴わない記号コミュニケーションでも,ミラーニューロンシステムによる身体的なシミュレーションが意図共有に関与することを初めて示すという学術的意義を持つ.これは,自閉症などの意図共有のコミュニケーションの障害やオンラインでの意図共有を高める方法といった,コミュニケーションに関する課題の改善に繋がる社会的意義を持つ. : We investigated the formation mechanism of human communication in which meanings and intentions are shared with symbols, by analyzing a language evolution experiment in which pairs of participants form new symbol communication systems using an electroencephalogram measurement and computational modeling. For sharing meanings, we suggested that an imitation mechanism to reverse roles with communication partners is effective and that the functional connectivity to integrate information between the frontal and occipital regions of the brain arises. It was also shown that those likely to activate the mirror neuron system even in a non-communicative situation tend to share intentions in communication. |
記述: | 基盤研究(A)(一般) 研究期間:2014~2017 課題番号:26240037 研究者番号:90313709 研究分野: 複雑系科学 |
言語: | jpn |
URI: | http://hdl.handle.net/10119/16017 |
出現コレクション: | 2018年度 (FY 2018)
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