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タイトル: 視覚特性を利用した多視点ディスプレイによる情報ハイディング
その他のタイトル: Study on information hiding using multi-view display applying human visual properties
著者: 宮田, 一乗
著者(別表記): Miyata, Kazunori
キーワード: 情報ハイディング
コンピュータグラフィックス
カラーパレット
マッピング
発行日: 20-May-2019
抄録: (1) カラーパレットの色数に依存しない特徴量抽出手法を開発し、色数によらずパレットの美的評価が可能なモデルを構築した。(2) 多視点制約のもとで限定的な色(グレースケール)の組み合わせを最適化する手法を提案し、前後左右上下のどこからモデルを閲覧した場合でも、オリジナルの陰影を適切に表現することを可能した。(3)画像の重ね合わせで秘密が復号されるという視覚復号型暗号の生成手法を開発し、提案手法が2値画像だけでなく、グレースケール画像、カラー画像にも適用可能であることを示した。(4) 2次元平面上で定義された任意のプロットデータを球面上へマッピングする手法を提案し、没入的環境で観察を可能とした。 研究成果の学術的意義や社会的意義: 開発した視覚復号型暗号の生成手法をベースに、離散的な色集合の美的調和の評価手法、多視点制約および色(階調)の幾何的制約下での空間配置の最適化、2次元プロットの球面へのマッピングを組み合わせることで、様々な情報ハイディングに応用できる研究基盤を構築できたと考える。本研究では情報ハイディングを研究課題として設定したが、研究成果は、ハイディングとは真逆の情報可視化への応用も期待できる手法である。また、情報ハイディング研究の新規分野開拓という学術的寄与のみならず、セキュリティ技術にSense of Wonderのようなエンタテインメント性を付加し一般の人々にも親しみやすい技術を提供できた。 : (1) We proposed a computational design tool for rating a given palette and suggesting an additional compatible color for the palette. (2) We developed a method to determine the positioning of each cube so that the textures on each face of the cubes best approximate the original shading model under face visibility constraints of the model’s orthogonal directions. (3) We proposed an approach to hide multiple images in meaningful shares. The proposed method was evaluated using binary, gray scale, and color images. (4) We propose a mapping technique for projecting 2D plots onto spherical surfaces so that a user can observe and analyze data in an immersive environment.
記述: 挑戦的萌芽研究
研究期間:2016~2018
課題番号:16K12433
研究者番号:00308355
研究分野: コンピュータグラフィックス
言語: jpn
URI: http://hdl.handle.net/10119/16019
出現コレクション:2018年度 (FY 2018)

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